カステロブルーシュー
Castelobruxo
南アメリカ全域から生徒が集まるこのブラジルの魔法学校は、熱帯雨林の奥深くに隠されているのかもしれない。素晴らしい城は、滅多にいないが不意に見つけてしまったマグルの目には廃墟として写るようになっている (これはホグワーツと同じ仕掛けである。どちらがどちらの真似をしたのかに関しては意見が分かれる)。カステロブルーシューは黄金の岩でできた堂々とした四角い大建造物で、よく寺に例えられる。建物と敷居はどちらもカイポラに守られている。カイポラとは小さくて毛むくじゃらの霊的存在で、ものすごく悪戯好きで油断ならず、夜の闇に紛れて現れ、生徒と森に住む生物を見守っている。カステロブルーシューの前校長、ベネディータ・ドゥアルドはかつてホグワーツに交換訪問した際、校長のアーマンド・ディペットがポルターガイストのピーヴスの文句を言うのを聞いて大笑いしていたのを目撃されている。禁断の森にカイポラを送って「本当のトラブルとは何なのか見せてあげましょう」という申し出は断られた。
カステロブルーシューの生徒は明るい緑のローブを着用し、薬草学と魔法動物学に特に優れている。生徒には南アメリカの植物相と動物相を勉強したいヨーロッパの生徒とのとても人気な交換プログラムを提供している*。カステロブルーシューは何人もの有名な生徒を輩出しており、世界で最も有名なポーション・マスターの一人、リバティウス・ボレージ (『上級魔法薬』、『アジアの抗毒』、『瓶の中で祝祭を!』などの作者)や、世界的に有名なクィディッチ・チーム、タラポト・ツリー・スキマーズのキャプテン、ジョア・コエロが含まれる。
*これはビル・ウィーズリーの両親が金銭的に賄えなかった旅の1つであり、がっかりしたカステロブルーシューのペンフレンドが何やら不快なものをポストに送りつけてきた原因でもある。