このページには、原作のネタバレが含まれています。

ドラコ・マルフォイ

「父上が黙ってないぞ！」

映画炎のゴブレットより

直訳すると、「父上がこのことを耳にするぞ」と、なります。

つまり、「僕が父上に言いつける→父上が聞く→父上は黙ってない→お前たち困ったことになるぞ」という回りくどい脅しですが、その遠回り感がイギリス社会言語の発話の特徴であり魅力だと思います。

「ポッター！」

トム・フェルトン

こちらはただハリーの名前を呼んでいるだけなのですが、ドラコ役のトム・フェルトンの「ポッター」の言い方があまりにもアイコニックで、ファンの間では鉄板のネタです。

映画の最終作公開から10年以上経った現在でもSNSなどでハリー・ポッターへの愛を頻繁に示してくれるトムも、もちろんこのネタを認知しており、あの頃とまったく変わらない 'POTTAH!' を披露してくれています。

トム流の「ポッター」の言い方のポイントは、Pの音を思いっきり破裂させ、語尾のrを発音せずにタァと切る
ことです（r を発音しないのはイギリス英語の特徴でもあります）。ぜひご本人の発音を聞いてみてください。